CARE NOTE介護のノート

なぜ、転職したのですか?

データで知るホントの介護業界

求めるのは「収入アップ」よりも「人間関係の良さ」

人が仕事を辞めるには、それなりの理由があるもの。
厚生労働省の調査では、日本人が前職を離職した理由として「労働条件(賃金以外)が良くなかった」「満足のいく仕事内容ではなかった」という回答が上位に挙がっています。
では、介護・福祉業界ではどうでしょうか。介護労働安定センターの調査で「前職を辞めた理由」を問うたところ、全体で最も多かったのは「職場の人間関係」の18.8%、第2位は「結婚・出産・妊娠・育児のため」16.9%、第3位は「収入が少なかったため」14.9%という結果に(複数回答)。介護の仕事は「人」と深く関わり、チームで動くことも多い仕事です。調査時期や方法が異なるため単純な比較はできませんが、日本全体と比べ「仕事の充実感は得られるが、人との関わり方に難しさを感じる」場合も少なくないようです。
介護・福祉業界では、施設の種類・規模・雰囲気や仲間も様々、正規雇用以外にも派遣・パートなど働き方も多様です。
もし人間関係の悩みがあるならば、これまでとは異なる施設・働き方に目を向けてみても良いかもしれません。

出典:
「令和2年転職者実態調査の概況」 厚生労働省
令和3年度「介護労働実態調査」 公益財団法人介護労働安定センター