CARE NOTE介護のノート
年次有給休暇、みんなは何日取得している?
データで知るホントの介護業界最も多かったのは5〜9日、平均取得日数は7.3日
みなさんは昨年、年次有給休暇を何日取得しましたか? 年次有給休暇とは「労働基準法によって定められた労働者に与えられた権利」。日数は勤続年数によっても異なりますが、例えば「半年間継続して雇われており、全労働日の8割以上出勤している」という条件を満たせば、10日間の年次有給休暇が取得できます。
しかし、日本人は有給休暇の取得率が低いと言われており、労働者全体では平成17年で46.6%、令和4年でも58.3%。介護業界の平均取得率は令和3年度の調査で51.1%となっています。
では実際に介護業界で働く人は何日休暇を取得できたのか?というと、最も多かったのが5〜9日。
平均は7.3日で、中には21日以上という羨ましい人も。
ちなみに厚生労働省の調査では、取得日数で言えばエネルギー関連業や複合サービス業が14日前後と最も多く、最も少ないのは宿泊業・飲食サービス業の6.6日でした。
令和2年度の調査の「勤務先の休業制度等の状況」についての質問では、「休んだ時に自分の仕事を代わりに担当できる人がいる」と答えた人が35.9%、「日頃から有給休暇が取りやすい」と言う人が33.2%でした。
どちらも前年よりアップしており、介護の現場での労働状況の改善がうかがえます。
出典:
令和2年度・令和3年度「介護労働実態調査」 公益財団法人介護労働安定センター
令和4年「就労条件総合調査の概況」 厚生労働省