CARE NOTE介護のノート

意外に多い?介護業界以外からの転職

データで知るホントの介護業界

5人中3人以上は他業界からの転職

介護・福祉業界で働く人に対する調査で、「学校卒業後(今の仕事に就く前に)収入を伴う仕事をしていたか」という質問に「Yes(前職あり)」と答えた人は75.7%、多くの人が転職経験者です。そして、その中でも「介護・福祉・医療関係以外の仕事」に携わっていたという人は63.1%と意外に多く、5人中3人以上の人が他業界からの転職ということになります。
転職先として介護・福祉関係の仕事を選んだ理由としては、男女ともに「働きがいのある仕事だと思ったから」が1位で50.6%を占めています。そのほか上位には、「人や社会の役に立ちたいから」「今後もニーズが高まる仕事だから」「介護の技能や知識が身につくから」「お年寄りが好きだから」といった声も。誰かの役に立っていると実感できること・将来性があることが、介護・福祉の仕事の大きな魅力のようです。また、未経験者歓迎の求人も数多く、資格取得のバックアップやスキルアップのための研修などを積極的に実施する施設が少なくないことも、他業種からの転職のハードルを低くしているのではないでしょうか。
介護・福祉は専門性が高い業界ですが、実は入口は広く開かれているのです。

出典:
令和3年度「介護労働実態調査」公益財団法人介護労働安定センター