WORKPLACE施設紹介

ようこそ、懐かしの昭和の街角へ！回想法で認知機能を高め自己肯定感を醸成

特別養護老人ホーム
高浜安立荘

三河湾の奥、西行法師も“なみあらふ衣ヶ浦“と詠んだ衣浦に面して佇む高浜安立荘は、デイサービスセンターと居宅介護支援事業所を併せ持つ、特別養護老人ホームです。
外観は優しいトキ色の壁面と大きな瓦屋根が印象的な和モダンな建物ですが、内部には昭和の街角や家屋など、まるでタイムスリップしたかと思うような光景が。何故、あえて古めかしいものを？と言うと、高浜安立荘では「回想法」という高齢者に対する心理療法を取り入れているからです。回想法では「写真やなじみある生活道具に触れ、過去の懐かしい思い出を言葉に出して話すと、脳が刺激され、落ち着き、長く続けると認知機能が改善される」と言われています。
そこで、実際に使われていた昭和の家具や道具を地域の方々に寄付していただき、入居者やデイサービスの利用者がいつでも触れることができるようにしたのです。また、2階には「昭和横町」と名付けた一角に昭和な家屋の居室・駄菓子店・銭湯などを再現し、この場を利用して昔の話や遊びをテーマに回想法などを行っています。
昭和を思い出す光景の中では高齢の方々はリラックスして笑顔になり、話も弾みます。そして、若い職員が知らない地域の話や物の使い方などを教えることで、自己肯定感の醸成にもつながっているのだそうです。